セットウ&コヤスケ



石屋道具について、ポツポツと紹介していきます。
写真では機械で直方体に切った石を使っていますが、電動工具や切削機がない時代の石屋さんは、ゴツゴツした粗石の状態から、全くの手作業で製品を作っていました。平らな面を一面作るために、多くの時間と労力をかけていたんですねぇ。

現代では様々な便利な道具を使いますが、彫刻品の作成や据付現場でのちょっとした加工など、昔ながらの道具が活躍する場はなくならないようです。

モデルを務めてくれたT君に感謝します。


セットウ&コヤスケ
e0118846_16564451.jpg
e0118846_16565676.jpg
e0118846_1657859.jpg
e0118846_16571776.jpg
e0118846_16572636.jpg
e0118846_16573686.jpg


石を加工する場合、まず持ち出すのがこの二つです。
荒取りをする、コヤスケをかける、と言います。

セットウは石屋が使う鎚、コヤスケはその補助具といったところでしょうか。

一度にたくさんハツリたいとき(ハツる=削り取る)や真っ二つに割りたいときには、ゲンノウとよばれるものを用います。
セットウを、より大きく重くした道具で、両手で持って振り下ろします。
杭打ちや家屋解体現場などで使う、カケヤのようなものです。

慣れないうちは、コヤスケの頭にセットウの芯がなかなか当たりませんので、思ったようにハツることが出来ません。
次項に紹介予定のノミ(鑿)同様、数をこなして体で覚えるしかないですね。
[PR]
by himaru73 | 2007-06-04 17:03 | 石屋道具 | Comments(2)
Commented by reikogogogo at 2016-05-05 15:23
突然ほうもんこめんとさせていただきます。
若い方と違って老婆が石彫に興味を持って10年、挑戦しています。
まるっきり道具の名前が覚えられない、今日reikogogogo私のブログですが
貴方の写真使わせていただきました、お許しください。
差し支えありましたら、すぐ写真消除いたします。

Commented by himaru73 at 2016-05-06 16:34
to reikogogogoさん
はじめまして。
当地には女性の石職人がいらっしゃいますよ。
体力頼みの力任せでやるのが石彫ではありませんね。
拙ブログの写真がお役に立てたのなら幸いです。
くれぐれも怪我にはお気を付けください。