孤独の肖像
2007年 07月 06日
芸術作品を作ろう! 懲りずに4作目です。
タイトルを決定しておいてから、どう表現するかという手法で作成しました。
かなり具体的にイメージできたので、これはイケルゾ!と意気込んで取り掛かったのは良いのですが、前作で感じたジレンマに支配され、かき回され、ちょっと違うかなぁ・・・という出来上がりになってしまいました。
石を加工する過程においては、硬いけどもろいというのが難点です。
硬すぎるがゆえに、薄くなった部分や尖った部分などを削る場合に、ハツリ工具の振動などであまりにもあっけなくもげてしまうという特徴があります。
従って、必要としていた箇所が欠けて無くなってしまった場合、テーマを逸脱するほどの致命傷であれば新たな材料で作り直しますが、少し路線変更して仕上げるということも可能であり、否応なしに行われた変更がかえって良い味を出したりしますので、つい楽な道(作り直さない)を選んでしまったりもします。
今作品はそれにハマッてしまったようです。
テーマを逸脱してはいないと思う反面、当初のイメージではないな、と。
波と岩、時々雲、というのが今シリーズのアイテムとなっていますが、それに縛られすぎた感があったことは否めません。
とある展示会に「波の上」「天使の階段」と共に3部作として出品したのですが、一番の自信作は実はこの作品だったのです。前述のとおり少し反省はあるにせよ、タイトルとマッチしているのはもちろん、自己の内面を端的に表現できたのではないかと思ったからです。
が、
賞をいただいたのは「天使の階段」でした。
自己満足と他人の評価はかくも違うものかと思い知らされました。
タイトルを決定しておいてから、どう表現するかという手法で作成しました。
かなり具体的にイメージできたので、これはイケルゾ!と意気込んで取り掛かったのは良いのですが、前作で感じたジレンマに支配され、かき回され、ちょっと違うかなぁ・・・という出来上がりになってしまいました。
石を加工する過程においては、硬いけどもろいというのが難点です。
硬すぎるがゆえに、薄くなった部分や尖った部分などを削る場合に、ハツリ工具の振動などであまりにもあっけなくもげてしまうという特徴があります。
従って、必要としていた箇所が欠けて無くなってしまった場合、テーマを逸脱するほどの致命傷であれば新たな材料で作り直しますが、少し路線変更して仕上げるということも可能であり、否応なしに行われた変更がかえって良い味を出したりしますので、つい楽な道(作り直さない)を選んでしまったりもします。
今作品はそれにハマッてしまったようです。
テーマを逸脱してはいないと思う反面、当初のイメージではないな、と。
波と岩、時々雲、というのが今シリーズのアイテムとなっていますが、それに縛られすぎた感があったことは否めません。
とある展示会に「波の上」「天使の階段」と共に3部作として出品したのですが、一番の自信作は実はこの作品だったのです。前述のとおり少し反省はあるにせよ、タイトルとマッチしているのはもちろん、自己の内面を端的に表現できたのではないかと思ったからです。
が、
賞をいただいたのは「天使の階段」でした。
自己満足と他人の評価はかくも違うものかと思い知らされました。
by himaru73
| 2007-07-06 15:36
| 作品