穴あけドリル その2

手で持って使う電動ドリルです。
日曜大工から工事現場まで一般的に使われているものと同じで、石工用のビットを付けて使いますが、あまり小型のものは実用的ではありません。

固定式の機械に設置できない形状、大きさのものや、心棒を入れるなど隠れてしまう箇所の穴あけに必要となります。

振動が少ないタイプは縁の幅が狭い所に使えるが、穴径の大きさが限られる。
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ハンマードリルは大きな穴を速く掘れる反面、その振動で石が割れる危険性が高まる。
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それぞれの特徴をわきまえて使うことが肝要です

エアーコンプレッサを利用するタイプもあります。
主に上下動、緩やかな回転という動きをする優れものですが、要はビットの先を叩きつけて削っていくという掘り方なので、とてつもない騒音です。
穴が掘れるという意味ではドリルなんでしょうけど、もしかしたら削岩機の仲間かもしれません。
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※あいにく本体が見当たらなかったので、ビットだけ撮影してきました。ハツリ用と穴あけ用の他に、ビシャンがありました。何とも石屋らしいです。

山から原石を切り出すときは、かなり大型のエアードリルを使います
一度見学に行きましたが、大きな石の場合、約3cm径のビットで深さ1m位の矢穴を何本も掘るようです。
セリ矢を入れて加工場に運べる大きさに割っていました。
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by himaru73 | 2008-01-30 17:45 | 石屋道具 | Comments(6)
Commented by サブロー 人生バックドロップ! at 2008-01-30 20:14 x
電動のビシャンまであるんですね。
子供の頃に打ったBCG注射みたいです。
Commented by himaru73 at 2008-01-30 22:38
サブローさん、コメントありがとうございます。
ビシャンは上下動を主にするエアードリルのほうです。説明が分かりにくくてすいませんでした。
先っぽを熱して腕に押しつければ、痕だけはBCGになっちゃいますが・・・焼き鏝にしちゃいけませんね。
Commented by wecoms at 2008-01-31 10:21 x
今回の道具は、電動ドライバー的で、多くの道具の中では見慣れているほうです。
色んなドリルをセットして、それぞれの用途に使用するのでしょうね。
多くの道具を紹介していただいていますが、道具の多さから ひまるさんの石に対するこだわりが窺えます。
Commented by himaru73 at 2008-01-31 19:43
wecomsさん、コメントありがとうございます。
業界特有の道具ばかりではないということです。モノ作りという共通した仕事においては、同じ道具を共有することもままあるということですね。
Commented by lemgmnsc-bara at 2008-02-01 18:58
ご無沙汰しています。また歯医者を想像してしまいました。
なんだか皆痛そうな道具ですね。
Commented by himaru73 at 2008-02-01 20:13
黄昏ラガーマンさん、コメントありがとうございます。
石を加工する際に、「ハツる」はともかくとして「割る」「むしる」「責める」「たたく」等の表現を用います。痛そうですよね。
重くて硬い石を相手にする石屋道具は、「責め具」として存在するのかもしれません。