クランプ

UFOキャッチャーの要領で石をはさんで宙に浮かせ、移動する道具です。
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私が使った限りでは、5寸(約15㎝)から3尺(約91㎝)ぐらいの幅まで、いろいろ揃っています。

石に当たる部分はラバーが張ってあり、摩擦力を増してしっかりはさむと同時に、磨き材に傷がつかないようになっています。
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砂が挟まると摩擦力が落ちてズルッと滑ることがあり、それが原因で傷がついたりするので、ラバーと石を拭うことを忘れてはいけません。

磨き材の場合、水分が付着していると滑るので、少なくとも接着面は乾いた状態にしておかないと落下する危険があります。
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最大荷重は、大きさによって様々あります。
300kg、600kg、1㌧等ありますが、上部をはさんで釣り上げる構造上、あまり重いものには対応していないようです。
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by himaru73 | 2008-06-21 10:00 | 石屋道具 | Comments(10)
Commented by ぼの子 at 2008-06-21 14:07 x
石に何かが挟まると滑っちゃうだけでなく、キズがついちゃうんですね!

近所の氷屋さんも似たようなハサミをもっていますが…
よく落としてマス(笑)
氷は欠けても問題ないんですね~。
石だと大損害ですが…
Commented by himaru73 at 2008-06-21 20:29
to ぼの子さん
氷の場合は、ガリっと食い込ませるタイプですね。
石と違って、しっかり食い込ませないと落ちてしまいます。

ラバーの経年劣化によって、滑るはずのない重さの石が滑りそうになったりします。大丈夫かな?と少しでも思ったときは、そろーりそろーりと様子を見ながらの作業になります。
Commented by 北海道のほっし~ at 2008-06-21 22:14 x
ご無沙汰です。石屋のほっし~です。
ウチに4尺吊れるクランプあるのですが、その物自体かなり重い・・・・
道具の運搬はリフトでします。
石屋にとって「吊る」道具はまさに生命線ですが、最近は本当にいろんな道具がありますね。カタログ見ているだけで楽しいです。
今年、丸い石を吊る道具買わなきゃならないかも。2尺~2尺5寸のゴルフボール型のお墓の注文がありそうなので。出来れば自分で作りたいのですが・・・・スイカを持ち帰るような感じでね。昔O師匠の所でリンゴの彫刻作った時作ったよな~?
Commented by サブロー 人生バックドロップ! at 2008-06-21 23:15 x
重い石を持ち上げるのは気をつけないと危険ですね。
吊り下げやすいように石を加工しないといけないですね。
Commented by wecoms at 2008-06-22 12:45 x
写真は相当重そうな石ですね。
最近は部品交換が当たり前になってきてますが、石の重さで、挟む摩擦力を高めて持ち上げるシンプルな構造ならば、多少故障しても修理が効きECOにも貢献できますよね。
Commented by ゆったり人 at 2008-06-22 16:47 x
こんにちは。
職人の道具ですね。
シンプルな構造で、強力に挟み込むのですね。
これだけのラバー(面積)で持ち上げられるというのは、少し意外な感じもします。
Commented by himaru73 at 2008-06-22 21:35
to 北海道のほっし~さん
”「吊る」道具はまさに生命線”とは、現場仕事がメインの地方石屋ならではの切実な思いですよね。
自重が重すぎて持ち運べない道具というのもなんだかな~、という気がしますね。
工場の中では4尺は必要ありませんね。
Commented by himaru73 at 2008-06-22 21:39
to サブローさん
吊りやすいように石を加工する!
何とも大胆な提案です。 お客さんがそれで納得してくれるのなら、石屋さんも少しは楽になるでしょうけど・・・
発想の転換としては考えさせられるお言葉です。
Commented by himaru73 at 2008-06-22 21:44
to wecomsさん
そう、石の重さでもって摩擦力が増すのです!
限界を超えると、あるいは長年使っているとラバーの交換が必要になります。はさみの部分は鋼鉄ですから半永久的に使えますので、ECO商品といっていいかもしれません。
Commented by himaru73 at 2008-06-22 21:49
to ゆったり人さん
ナントカ力学によってうまく計算された道具という気がします。上へ引っ張る力をはさみこむ力に反映させるという、まことに理にかなった構造になっているようです。
要は、接着面の強度がどれぐらいかということに依存するようですね。