芸術作品を作ろう
と思い立ったのです。

フッと頭に浮かんだ構図を元に、心象風景を形に表そうと奮闘しました。

波の上に椅子

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椅子から発生したバブルが波の一部となって大海へ出て行くのか、
はたまた岩に打ち寄せた波がその精気を取り込むかのように椅子に飲み込まれていくのか。
・・・

どっちもアリですよね。
見る人それぞれに何かを感じてもらえれば、と思います。
作った本人がな~んも考えてないというか、解釈、注釈の言葉を用意していないという始末なので。
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当初は「回帰熱」と名づけました。・・・題としてはどちらがベストなのか・・・いまだに悩んでおります。
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妹の家の新築祝いに送りました。
あっても邪魔にならないもの、できれば実用的なものを、と考えたときに、まぁオーソドックスではありますが傘立てにするかぁ、となったわけです。

3世代同居という環境であり、比較的和風の家になることがわかっていたので、昔ながらの伝統的なものを選択しました。

写真ではちと解りづらいですが、かえるが6匹登場します。
六匹の蛙→六かえる→むかえる→迎えると言うわけであります。
普通は玄関先に置かれてますからね。

背中におぶさったのや、仰向けのもの、大きさを変えることはもとより、葉っぱを添えたり水を表現したりなど、構成に少しばかり悩みましたが、まずまずの出来映えです。(自画自賛)

石に擦れて、傘が傷まないよう、接触する部分は磨いてつるつるにしておきました。
底にはクッション材を敷いて、もちろん水抜き穴も忘れずに。
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時々訪問すると、しっかり役目を果たしているようです。
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Oさんについてはたくさん書けると思いますので、あえて最初から番号付けをしました。
Oさんは、私が工場の片隅を借りて作品を作るのを快く承諾してくれた人です。e0118846_17561458.jpg
石屋の親方!
過去に14年程、職人としてお世話になっていましたので、その縁です。

円満退職したのでわだかまりなく付き合うことが出来ます。感謝感謝。

そのOさん、夢追い人なんですね、これが。
今日も少し作業をしようと出かけたら、工場の中は大きな石だらけ。
7~8トンはありそうなのがごろごろしてました。

山から切り出してきた丸っこいのを、切削機でスラブ材(板状)にしているところでした。

なんでも、現在の国産最高級クラスといわれている庵治石(香川県)に良く似た色目の石を産出する山を見つけたので、石目が揃っているかどうか、瑕があまりないかどうかを確認した上で、墓石にして販売するとのこと。

以前にも、この石は良いぞぉ、とばかりに今回とは別の石に投資をし、結構散財したはずなのに、またやってるんですねぇ。

新たな可能性を求めて突き進んでいく姿は、なるほどすばらしいもんです。
が、従業員は大変です。
実際、前回の時は私、エライ目に合いました
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石屋道具について、ポツポツと紹介していきます。
写真では機械で直方体に切った石を使っていますが、電動工具や切削機がない時代の石屋さんは、ゴツゴツした粗石の状態から、全くの手作業で製品を作っていました。平らな面を一面作るために、多くの時間と労力をかけていたんですねぇ。

現代では様々な便利な道具を使いますが、彫刻品の作成や据付現場でのちょっとした加工など、昔ながらの道具が活躍する場はなくならないようです。

モデルを務めてくれたT君に感謝します。


セットウ&コヤスケ
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石を加工する場合、まず持ち出すのがこの二つです。
荒取りをする、コヤスケをかける、と言います。

セットウは石屋が使う鎚、コヤスケはその補助具といったところでしょうか。

一度にたくさんハツリたいとき(ハツる=削り取る)や真っ二つに割りたいときには、ゲンノウとよばれるものを用います。
セットウを、より大きく重くした道具で、両手で持って振り下ろします。
杭打ちや家屋解体現場などで使う、カケヤのようなものです。

慣れないうちは、コヤスケの頭にセットウの芯がなかなか当たりませんので、思ったようにハツることが出来ません。
次項に紹介予定のノミ(鑿)同様、数をこなして体で覚えるしかないですね。
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まぁ、一般的なものですわな。
実用本位。

石の荒々しさを生かしつつ
縁取りは砥石仕上げで鉢らしくしました。

制作に要した時間は7~8時間程、1~3時間ずつ4日にわたって作業しました。

表面はバッコン、バッコンとハツるだけ、
時間がかかったのは見えなくなるところ、つまり穴掘りであります。
機械をふんだんに使えばそれほど時間がかからないのですが、そこは趣味でやっている良さと言うか歯がゆさと言うか・・・

なるべく昔ながらのやり方で、手作業を心がけました。
道具類を借りている手前、高価なダイヤチップ等、消耗品の使用を極力控えたわけです。

妻の友人に送りました。

お庭にマッチしたらしく、
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とても喜んでもらえましたよ。
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妻の知人がだんな様とともに割烹居酒屋を新規開店することになり、何か変わったプレゼントを、ということで作成しました。

花籠などは他の人が送るだろうから、何か手作りのものを贈ろうと考え、ちんまりしたものに落ち着きました。

円筒形に加工した石をスライスしてから半月形に切り、コヤスケ(注;石屋道具参照)でわざと加工されていないような表面を作り、最後に切り込みを入れてメニューを立てることができるようにしました。

結構好評のようですよ。

蛇足・・・夫婦だけで切り盛りできるほどの小さな店です、が、だんな様は元ホテルのシェフ、高級食材をふんだんに使う店なのです

従ってお腹にどんどん詰め込んでしまう1軒目として訪れると、会計がちときついかもしれません。

もうすこし飲みたいなぁ、というときの2軒目、おいしい肴を1~2品つまみながら静かに、その日の飲み会を整える(・・・と言う表現が妥当かどうか・・・e0118846_1516464.jpg)という場合に寄りたい店なのです。
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 当ブログは2007年5月22日から始まっていますが、実はその前日の21日に、開始に当たってご挨拶とも言うべき文章を書きました。
 一旦投稿した翌日、前日分を編集するという形式で文章を作成してしまったらしく、21日分は消えてしまったのです。なくなったものはいたし方ありません。
ブログ初心者の悲しさと言うか、うっかりミスですね。改めてご挨拶を、と今頃思い立ちました。

  石をいじくるのが大好きなおじさんです。

 休日に趣味としていろいろ作成しています。お世話になった人にプレゼントしたり(何たって石ですから、贈るモノと相手を選ぶばないとかえって迷惑になったりする)、自宅に飾ったり(妻は自分が依頼した一輪挿しなどは別にして、邪魔者扱いとまではいかないまでも少し斜めに見ている傾向あり)、基本的に手で持てる程度のものに留め、大きなものを作る予定はありません。

 e0118846_14573156.jpg数年前からコツコツ作りためた、過去から現在に至る作品を順次紹介していきたいとは思いますが、おいそれと量産できるものではないし、休日には所用もあり、他の趣味もあります。それだけではネタ切れになるのは目に見えていますので、石にまつわる様々なこと、かかわった人々との交流、雑感などを織り込みながら続けていこうと思っています。

※上の写真は、山歩きの際に撮った石仏であり、私が作成したものではありません。
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今日Si君が挨拶に来ました。
年明け式を終えてから、いろいろお世話になりましたとわざわざ自宅まで来てくれたのです。

年(ねんあ)明け式とは・・・見習い工として五年の年期を終えて、実家へ帰る際に行う、いわば卒業式のようなものです。親方と職人、後輩、そして本人とその両親が集まり、食事をしながら五年間の苦労話、笑い話をしつつ、一人前に育てた親方はもちろん、それに応えて成長を遂げた本人の労をねぎらうという儀式です。事業所によっては特に行わない場合が多いようですが、Si君の所属していた石屋では、きっちりとけじめをつける意味で、歴代10数人の見習い工全員について執り行ってきました。

ここでまた注釈・・・注釈が多くてすいません

タイトルというか分類は「石屋小僧」となっております。「小僧」という表現は見下した言い方に聞こえるかもしれませんが、業界では親しみと愛嬌をこめた呼称として使われています。当ブログ内において、「小僧」と書いたり「見習い工」と書いたり、時には「訓練生」と書いたり統一性がないような印象を与えてしまうかもしれませんが、内容に応じて使い分けていくつもりですのでご了承ください。

で、件のSi君についてですが、私が職人を辞した後に入社したので直接の師弟関係ではありません。ときおり事業所を訪れ、自分の作品制作のために工場の一角と道具を拝借して作業をしているうちに、かかわりを持つようになったのです。もちろんSi君の先輩とは職人と小僧という立場で共に働いてきたので、その流れからすると付き合いが発生するのは当然の成り行きです。

工場では折に触れて技術指導をしたり疑問点を解決する手助けをしたり、またアフターファイブには飲み会で親交を深めました。家に招いて食事もしたし、バーベキューパーティーや鍋パーティー、流しそうめん大会(何と竹を用意して庭先に自前でセットした!)など季節ごとにイベントを企画したりして、彼とその仲間たちと過ごした5年間はとても楽しいものでした。
そんなこんなでSi君にしてみれば、見習い工としてだけではない、別の思い出がいくつも出来たことがうれしくて、けじめの時期に改まった挨拶がしたかったのでしょう。

こちらこそありがとう、とても楽しかったよ!
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肺がんの手術を無事終えた母が退院しました。
もうすぐ72歳になるというのに、よく決心したねぇと周囲の人に言われたそうです。

病巣はとても小さく、今後どのように進行するかわからないが、手術に耐えうる体力があるうちに取り除いておく方がよいでしょうとの診断で、医師から強力に進められた結果、相当迷った挙句決断した次第です。

常勤の仕事を持ち、まだ元気に車で通勤しているので、急速に衰えていくということは考えにくいのですが、右肺の3分の1切除、2週間の入院、その後1ヶ月ほどの自宅養生などを考えると、全く元の生活に戻れるかどうかは疑問視せざるを得ません。



取り出した肺を見せてもらったところ、写真で見るより大きく、周囲に転移している形跡も見受けられるとの医師の説明がありました。
手術してよかったんだなぁと改めて思いました。

石がテーマのブログに、なぜ母の病気の書き込みかと申しますと、母は元石屋のおかみさん。古い時代ですので当然家内制手工業、父とともに男衆に混じってへいこらと石を切ったり磨いたり、墓を立てあげたり・・・当然粉塵を多く吸ってきました。



肺に影がある、しこりのようなものが認められる、と最初に病院で言われたときに、素人考えですが、石の粉では・・・とはばかりなくも医師に言ってみたのです。
            ・・・・・・
やんわりと否定されました。
絶対ありえない!などとは申されませんでしたが、けい肺患者の写真とは違うということを丁寧に説明してもらい、納得した次第です。

ともあれ無事に退院出来て一安心。
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そう、文鎮、ぶんちん、ブンチン・・・なのです。

最近使ったことあります?
私は小学校の習字の時間に使って以来、全く使った覚えはありません。

勤め先の依頼で作成しましたが、確かにここでは文鎮を使います。
預かった書類をたまたま不在の担当者の席においておく場合に使うのです。

普通のオフィスであれば問題ないのですが、外に面した窓口という状況なので、風が吹き抜けることによる飛散が考えられるため必須アイテムとなっているのです。

他に代用品はいくらでもありそうですが、上司の要望に応えて制作したしだいです。
ちなみにそれまでは固形石鹸を使っていたそうです。

ただの石ころでも良さそうなものですが、石にこだわるおじさんとしてはそうもいきません。
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形状を考えて、取っ手も作って、と、ここまでは個人的なこだわりですが、
事務机においても違和感がないようなデザインを考え、手で持ったときにざらつかないように周囲を面取りして、など気配りの産物となりました。
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