石仏指南 その16の続きです。
途中指導がないままに新たな作品が出来ておりました。
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なかなかの格好にはなってます!
頑張ったね、To君。

…と言いつつも、モノ申すべきところがあったりします。
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上半身がかなりふくよかです^^
衣のしわが浅い。
メリハリがなく、「とりあえず線をなぞってスジを入れました」になっています。

顔は…まぁ何度も申し上げているようにそれぞれの個性ですから…ノーコメント。
が、本人曰く
スケベっぽい顔してますね(笑)
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足が気になります。
長さと形はいいのですが、先っぽのすぼませ具合が気に入りません(-_-メ)
しわの深浅とともにあちこち指摘しておきました。

様々な指導を踏まえての2作目、まあまあの出来にはなっています。
でもここではっきり言っておきますが、これでは売り物になりません
1枚目の写真を見てどちらを買いますか!?
奥は深いです!
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石仏指南 その15の続きです。
胸飾りも出来て、ついに完成!
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できれば田舎でもコツコツやった方がいいのですが、なかなかそうもいきません。
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彫刻石屋で修業したぞ、という実績が体裁として整ったというだけかもしれません。
が、昨年指導した龍とあわせて、なにがしかをTo君に残してやれたという思いはあります

実は仕上げ間近になった頃、教わったことを忘れないうちにもう1体作りだすように勧めました
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↑のっけから寸法間違えてます(>_<)
なんかヘンだと思いながらやってました…だと!

「修業が足らん!」
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旅行ネタのせいでかなり間が空いてしまいましたm(__)m
石仏指南 その14の続きです。
見本は完成しました。
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「真似しきれない…」と唸っていました。
遠目に見る分には、首から下はほぼ同じです。
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側面で気になるのは耳のボッテリ感と、やはり手です。
前傾してない分、胸との密着具合が不自然なのと、先っぽが細くない指…
小指がポロっともげてしまいそうなので、直すのはやめときました。
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後ろ姿は遜色ありません。
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首と胸飾りを彫り、頭の形を整えれば完成となります。

真似たつもりでも、顔はかくも違ったものが出来てしまいます。
玄人だの素人だの言う以前に、どっちも顔、です。
思わず微笑み返したくなるような表情をしてます(*^_^*)
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石仏指南 その13の続きです。
少しばかり肉厚の手が出来ておりました。
シビレが入って欠けるかも、などと脅したせいで慎重になりすぎたのかもしれません。
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その11で「指先が前方に出るように」と言っておいたにもかかわらず、前傾していません。
先っぽを細く、というのも不十分です。
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厚みを薄くするとともに、指が短いので長くするよう指導しました。
長すぎたら後で切ればいいんです^^
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ザックリ擦って、指の作り直し
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もう少し薄くすること、前傾すること、指の股をキリッと作ること。
という指摘の後、片方だけ直しときました

経験があったにしても、やはり薄くなる部位は慎重になります。
削ることだけに集中できないような精神状態に置かれてしまいますから…

捥げるかもしれないという恐怖感に晒されながら、キッチリと形作ることができるかどうかというのも、職人の技と言っていいでしょう。
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石仏指南 その12の続きです。
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台形にしたつもりなんでしょうが、まだまだ足りません。
思ってるより大袈裟にしないと、なかなか取り切れないものです。
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指先を絞るのはもちろんですが、人差し指から小指にかけて奥まっていないと変です。
親指と人差し指を同じ長さにする人もいますが、私は人差し指を一番長く作ります。
自分の足の指がそうなので(笑)
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向かって右側だけ直しときました。

要は、将棋の駒の頂点を少しずらした形を最初に作ればいいんです。

自分の足を見下ろせばすぐわかるのに…って、作れるからこそ言えることなんですが。
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石仏指南 その11の続きです。
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前回”手の指を短くしたようなもんだ”と、軽~く言っておいた足の指が出来ておりました。
見本と変わりないように見えますが、これじゃイカンのです!
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まずは見本↑
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To君の造作↑

台形になっていない(白線)ので、指先が細くなりません。

そもそも指の長さがよろしくない(赤線)
細く「見えれば」それでいいんですが、台形でないまま指を作った以上、このようになってしまいます。

こんな調子で修正が難しい手の指を仕上げられたのでは、ヒジョーにマズイことになります。
次回ちゃんと指導しなければ。
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石仏指南 その10の続きです。
前回の「耳」は、仏像特有のちょっと変わった形でした。

手はフツーでいいわけですから、写真やデッサン等参考にできる資料はたくさんあります
仏像を作り始めたころ、合掌した自分の手を鏡に映してしょっちゅう眺めていたものです^^
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どこが最も出っ張っているかを理解しないといけません。
指先が前方に出るのが自然な姿です。
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「指先のほうが根元より細いんだぞ」
当たり前のことを言っておきましたが、それがなかなか難しい…

尖端になるほど、慎重な作業が要求されます。
したがってあまり深くは作れません。
少し幅を変えたぐらいでは、浅い方が太く見えてしまいます。
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足は、大体の形になっていました。
指を作りかねている様子だったので、手の指を短くしたようなもんだと言っておきました。
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側面から見た衣のしわは、良い感じに出来ています。
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石仏指南 その9の続きです。
耳の形を指南しました。
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言葉ではうまく説明できないので、図解することにします。
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耳たぶはなかなか取りきれないところです。
頬のふくらみと連動しますので、顔をある程度仕上げておかねばなりません。

横から見た形。
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やはり下図で示した箇所が取り切れていません…(シマッタ、絵が反対だった!)
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上部の輪郭も格好良くしたいところです。

小型(総高さ1尺5寸)なのでホンの一擦り、すっきりしました<^!^>
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形をしっかり把握しておかないと、耳が自己主張してバランスを欠くことになります。
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石仏指南 その8の続きです。
寸法取りを間違った背面は、やはりバランスが崩れるのを恐れて修正をためらっていたようです。
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ザックリ擦ってやりました
修正前の切り込みがかなり残ってますが、大丈夫。
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ほらネ<^!^>
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ついでに今一つの感があった胴体の丸みも出しときました。
見本とほぼ同じ<`~´>
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削りすぎると取り返しがつかないという心理は常に付きまといます。
が、人の目はごまかせるんです。
相対的に見ますから、少しぐらいの削りすぎは目の錯覚を利用できます^^

>-< <->
どちらの横棒が長く見えますか?ってなもんです。

見本には基本的なことがつまっています
コピーしたつもりでも、同じ物はできません。
各箇所の曲線や深浅など、ポイントを見極めることが大事です。
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石仏指南 その5およびその7の続きです。
ようやく見本に追いついてきました。
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いかり肩はほぼ修正出来ています。が、左右対称ではない…

左腕には衣が一枚余分に被さっています。
二の腕に切り込みを入れた分、その処理がうまくいっていません

手首を細くしたので、全体のバランスが良くなりました。

耳については、あまり福耳にしない方が格好良く収まります。
なかなか取り切れない個所ではありますが。
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背面です。
その4で指摘しておいた、袈裟が右脇に入る位置が修正されていません。
作り直すとそこだけ沈んでしまうと恐れたのかもしれませんが、見た限りでは再チャレンジできます。

衣のしわ見本がある程度奏功したようで、まずまずの出来になっています。
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