赤い月 兄弟 -なかにし礼-
2010年 08月 14日
「赤い月」と「兄弟」を一気に読破。 「赤い月」はなかにし礼とその姉を苦難の末祖国に連れ帰った母親がモデル。
時期が時期だけに、65年前の満州からの脱出行には心が痛みました。 執筆は前後するようですが、「兄弟」で描かれている復員後の著者の兄の放蕩ぶりにはあきれるやら腹立たしいやら…
いくら売れっ子作詞家で金銭感覚が常人と違うとはいえ、そこまでの尻拭いはないだろう、というシーンの連続でした。
図らずもなかにし礼の半生を辿った気がして、生きるとは、肉親とは、ということを考えさせられました。
本を読んだ後に興奮状態が持続するという久しぶりの感覚にさらされました。
内容云々を語る筆力はありませんので、是非読んでみてくださいとしか言いようがありません。
小説という形態をとっている以上、すべてが事実とは限りませんが、事実の羅列よりはるかに訴えてくるものを感じました。
時期が時期だけに、65年前の満州からの脱出行には心が痛みました。
いくら売れっ子作詞家で金銭感覚が常人と違うとはいえ、そこまでの尻拭いはないだろう、というシーンの連続でした。
図らずもなかにし礼の半生を辿った気がして、生きるとは、肉親とは、ということを考えさせられました。
本を読んだ後に興奮状態が持続するという久しぶりの感覚にさらされました。
内容云々を語る筆力はありませんので、是非読んでみてくださいとしか言いようがありません。
小説という形態をとっている以上、すべてが事実とは限りませんが、事実の羅列よりはるかに訴えてくるものを感じました。
by himaru73
| 2010-08-14 21:05
| もろもろ