ユートピア

湊かなえ氏の、いわゆるイヤミス小説のタイトル
複数の登場人物それぞれの視点からの描写は、いつもどおり。

氏の作品はほとんど読んでいるが、本書の後に出た最新作が直木賞候補になったそうな( ゚Д゚)
「告白」による本屋大賞受賞のインパクトと映画化により、メジャーな文学賞はとっくに制覇してると思っていた。

女性特有(?)の心理戦は相変わらず。
ラストのどんでん返しを期待させる布石の数々も相変わらず。
次の展開が待ち遠しくて一気読みさせられる構成力には、相変わらず脱帽する。

が、本書については少々期待外れ。
登場する女性たちの心理描写はさすがと思うが、誘拐疑惑や殺人が絡む割には、そちら方面を雑に端折って強引にラストへつなげたナ、という印象。
よって、いつもならワクワクするはずのどんでん返しも、何となく中途半端。

次作は直木賞候補となった短編集、マイ追っかけ作家のきらめきを期待しよう。

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↑私のユートピア・・・
ではなく、昨年訪れた上高地でのワンショット(^^;
お気に入りなので、PCの壁紙にしている。
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Commented by g-san1101 at 2016-06-26 11:31
イヤミスが好みではないので湊さんは縁遠いのですが、前にテレビにお出になっている時に淡路島在住と知りました。ということで、食わず嫌いのままにせず『望郷』あたりを読んでみようかと思いました。
Commented by himaru73 at 2016-06-26 18:54
to g-san1101さん
正直、読後感があまりよくない作品が多い作家だと思います(^^;
「山と渓谷」という雑誌に連載した『山女日記』、青年海外協力隊に参加した経験がモチーフの『絶唱』など、イヤミス色が薄いのもありますょ♪
by himaru73 | 2016-06-25 18:41 | もろもろ | Comments(2)

日常の出来事あれこれ。  ときどき「石」。


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