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ビシャン

鑿でハツッた後、でこぼこながらも大体の平面が出現しました。
次にビシャンという道具を用います。
40ミリ×40ミリぐらいの面を目割りした道具で、4,5,7,8,10枚(枚とは出っ張りの数です)などがあります。当然ながら数が多いほど細かくきれいな仕上がりになります。
4枚もしくは5枚ビシャンで粗いながらも平らにしてから7~8枚ビシャンで更にでこぼこをなくします。
ビシャン_e0118846_1422090.jpg

写真は反対側にも目割りがしてある、5枚と7枚が一体化しているものです。

磨き仕上げ、タタキ仕上げ、チッパー仕上げなど表面の仕上げにもいろいろありますが、ビシャン仕上げという場合は普通は8枚で仕上げます。

さらにタタキという道具を用いるとタタキ仕上げになりますが、後日紹介します。

最近はエアーツールが発達しているので機械ビシャンを使うことが多いようです。
道路工事等の整地に使うランマーという機械の小型版であり、接地面がランマーは平らな鉄板なのに対して、機械ビシャンの場合は手工具同様、タガネに目割りを施したものです。

鑿ほどではありませんが、慣れないうちは石に垂直に当たらないので均一な面を作ることが出来ません。曲面をビシャン仕上げするのであればそれなりにごまかせるのですが、平面を作るには少し熟練が必要です。
両手で振り下ろすだけという単純な動作ではありますが、普段はあまり使うことのない二の腕の筋肉を使いますので、しばらく続けるとなかなかの疲労感を覚えます。
ビシャン_e0118846_14224252.jpg

鑿同様、リズムを良くすれば疲労の度合いは軽減されるのですが、この道具もなかなか一朝一夕には行かないようです
ビシャン_e0118846_142343.jpg

歯ビシャンという道具もあり、角や縁に近い部分の細かい仕上げや通常のビシャンが使用できないような狭いところの仕上げに用います。

ビシャン仕上げの一例を紹介しておきます。各地の神社にこのような表面仕上げの門柱等があると思います。
ビシャン_e0118846_14232191.jpg

by himaru73 | 2007-07-26 14:31 | 石屋道具

日常の出来事あれこれ。  ときどき「石」。


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