聖観音立像Ⅲ

体の線が出てきました。

ダイヤで粗く擦ってみます。
このまま仕上げというわけにはいきませんが、粗削りのままではイメージを想定できない場合もありますので無駄擦りになるかもしれないのをあえて承知で擦ってみるのです。
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より具体的な形になってきました。
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まだまだ楽しい工程です

今作品は本体高さが2尺5寸、約76センチと小さめのものですから、粗作り工程で体力的な負担はあまりなく、楽しさを感じる大きさなのです。
もっと大きいものですと体力勝負という面が出てきますので、加齢と共にきつく感じたりしますけど。

粗作りで楽した分、仕上げに入ると大きいものに比べて細かい作業がより細かくなってしまいますので、イライラ感が増してしまいます。
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Commented by wecoms at 2007-08-06 18:16 x
こういう仏像に使用する石は、一般的に決まっているのですか?
柔らかめの石で、加工しやすいのを使うのですか?
それとも、かなり固めの風雪に耐える丈夫な加工しにくい石を使うのですか?
素人のつまらない質問ですみません。
Commented by himaru73 at 2007-08-06 19:59
wecomsさん、コメントありがとうございます。
手作業が殆どの時代は加工しやすいことが一番の条件でしたから、作り手の都合で石が選択されたようです。その名残で一般的には加工しやすい柔らかめの石を使うことが多いです。白系の石がほとんどですね。
電動工具の発達により、黒や赤等とても硬い石を、風合いが違って良いかも知れないという理由で使うようになりました。
風雪に耐えるよりは、逆に風化が早く進んでいわゆる「味」を醸し出しているほうが石仏らしい気がしますね。
Commented by lemgmnsc-bara at 2007-08-06 21:04
なるほど、形になってきましたね。すでに神々しさ(仏像なのにこの表現でいいんでしょうか?)を感じます。ごくごく俗なことを言っちゃうとEarth,Wind&Fireのアルバムにこの石像に非常に良く似た女神のジャケットがあったような気がします。
Commented by himaru73 at 2007-08-07 19:26
黄昏ラガーマンさん、コメントありがとうございます。
Earth,Wind&Fireとは、何とも懐かしい響きですね。ジャケットは覚えてませんが、一時期よく聴きました。
Commented by wecoms at 2007-08-08 10:32 x
”逆に風化が早く進んでいわゆる「味」を醸し出している”
なるほど、作り手としてはそこまで読むんですね。
素人は、せっかく作った作品は変わらないほうが良いと単純に思いましたが、”風化”まで作品の作成に協力させるとは・・・!!
奥が深いですね。
Commented by himaru73 at 2007-08-08 18:50
wecomsさん、コメントありがとうございます。
鬱蒼と生い茂る草木の中に置かれた、柔らかい材料でできた石仏なんて、苔むすのが本当に早いですよ。20年程前に作成した石仏がすでに良い“味”を出している例もあるくらいですから。
”風化”なんて言葉が出る時点で商売としては成り立たないのが道理ですから、消費社会とかけ離れたところで悠長に趣味でやってるのがいいのかもしれません。
by himaru73 | 2007-08-06 17:06 | 制作中! | Comments(6)

日常の出来事あれこれ。  ときどき「石」。


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