穴あけドリル その1

石碑に付属の花立ての穴や、屋根付き香炉の中抜き加工に使用します。

彫刻関係では錫杖を持つお地蔵さんや釣竿を持つ恵比寿さんの手の穴、灯籠では火袋の穴やスカシ部分等用途は広範囲にわたります。
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金属加工で用いるボール盤のような機械ですね。

薄刃カップ同様パイプの先端にダイヤチップが付いており、通水して目盛りで深さを視認しながら掘り下げます。
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パイプのサイズは用途に応じていろいろ揃っています。
径が1cm位から、大きいもので30cm位のものまで使ったことがありますが、それ以上の大きさのパイプがあるかどうかは不明です。

重くなりすぎて着脱が大変そうなのと、抵抗がかかり過ぎてそれほど深い穴は掘れないだろうということ、さらには用途が限られてしまう割には高価な代物になると思いますので、あまり巨大なのはないような気がします。
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長さも数種あり、なるべく深く掘りたい場合に長いパイプを使いますが、70~80cm位が実用の範囲でしょう。
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写真は門型の大きな機械ですが、支柱が一本あるだけのコンパクトなタイプもあります。

※設置場所変更中のため、稼働できない状態です。本来は対象になる石を穴掘り位置に移動するために、前後左右に移動可能な台車が下部にあります。
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Commented by サブロー 人生バックドロップ! at 2008-01-27 19:32 x
力強く掘れそうですね。
石が割れちゃうことはないんですかね。
Commented by wecoms at 2008-01-27 19:33 x
すごい本格的な機械ですね。
素人では、チョット怖くて使えそうにありません。
石の世界は、本当にいろんな種類の道具があるもんですね。
Commented by himaru73 at 2008-01-28 15:33
サブローさん、コメントありがとうございます。
最初に石にチップが当たる時、そして堀り終えてパイプを抜くときに慎重にやらないと、上っ面を欠かしてしまうことがあります。
キレが悪くなったときに無理に力を込めることがありますが、抵抗がかかりすぎてモーターが止まってしまうので、割れるということはまずありません。
Commented by himaru73 at 2008-01-28 15:43
wecomsさん、コメントありがとうございます。
石屋小僧として初めてこの機械を扱ったとき、回転の速さにまず驚きました。石に触れる瞬間はかなり緊張したことを思い出しました。掘削中も間断なく震動が伝わってくるので、気を抜くわけにはいきません。

原始的な手工具から始まり、次第に文明の利器が登場するようになりました。まだまだありますょ。
by himaru73 | 2008-01-27 16:29 | 石屋道具 | Comments(4)

日常の出来事あれこれ。  ときどき「石」。


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