一周年
2008年 05月 22日
今日が満一歳の誕生日です!
これまでに制作した作品の紹介を主目的としましたが、早々に尽きてしまうのはわかりきった話です。
「石」にこだわると宣言した以上、こじつけだろうが何だろうが、何とかしなければ、と思い悩んだ日々もあります。
「石屋小僧」カテゴリだけは最初から想定していました。
”皆さん知らないでしょ!”ってなもんですね。
思いつきで書いているので、中途半端になったり脈絡がなかったりしているかもしれません。
作年末に書きましたが、コメントいただく方々に支えられてここまで続けることができました。
思いもよらぬ方向から評してもらい、そのたびに新たな発見があり、さらに書きつのろうという意欲がわいてきます。
まだまだ続きます!
で、1歳(才)といえば…
石材は、古来より才数で表してきました。現在ではmm単位の注文が一般的ですが・・・
1尺(30.3㎝)四方が1面才です。
1尺立方が1才。1尺のサイコロですね。
ちなみに1才あたりの重量は白系の石で約80kg、密度の濃い黒系の石で約100kgという目安です。
切削や磨きの注文を出すときは、それぞれ単価が決まっていて、1面才いくら、というように計算します。
山からの仕入れについても1才当たりの値段が決まっており、原価計算はほぼ正確にできます。
そうやって割り出された原価に、細工物(花立や香炉など小物と称する物)の加工賃、字彫り賃、そして利益を乗せて墓石の値段が決定します。
原石は材質によって数千円から数万円と幅があり、また相場によっても多少の変動があります。
高級墓石というのはそもそもの原石代が高価なわけで、まったくのどんぶり勘定というわけではありません。
1才にひっかけて蘊蓄を語れるようになりました。
1年という歳月が、若干の進歩を促したような気がします。
始めた当初、リンクの仕方も分からずに”○○カテゴリを参照してください”なんて平気で書いていたことがありました。
恥ずかしくもあり懐かしくもあり、ですね。
これからもよろしくお願いします。