石仏指南 その14
2009年 03月 29日
少しばかり肉厚の手が出来ておりました。
シビレが入って欠けるかも、などと脅したせいで慎重になりすぎたのかもしれません。
その11で「指先が前方に出るように」と言っておいたにもかかわらず、前傾していません。
先っぽを細く、というのも不十分です。
厚みを薄くするとともに、指が短いので長くするよう指導しました。
長すぎたら後で切ればいいんです^^
ザックリ擦って、指の作り直し
もう少し薄くすること、前傾すること、指の股をキリッと作ること。
という指摘の後、片方だけ直しときました。
経験があったにしても、やはり薄くなる部位は慎重になります。
削ることだけに集中できないような精神状態に置かれてしまいますから…
捥げるかもしれないという恐怖感に晒されながら、キッチリと形作ることができるかどうかというのも、職人の技と言っていいでしょう。