たぬき

高さ30㎝足らずの小品。
前作かえる同様、立体感をいかに出すかが難しいところです。
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妻曰く、「私に似てる!?」
とんでもありません、ちょっと顔が四角くなってしまったけれど、
れっきとした「たぬき」です!
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# by himaru73 | 2007-09-04 09:01 | 作品 | Comments(8)

かえる

端材を利用したレリーフです。
最長部で30㎝足らずですから,2~3時間で出来てしまいます。
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実際は1㎝程度の掘り込みなのに、立体感を出して奥行きを感じさせるのが難しいところです。

葉っぱに乗った(少々怖い顔の)カエルが今にも飛び出しそうな感じ・・・に作ったつもりですが如何なもんでしょうか!?
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# by himaru73 | 2007-09-01 08:18 | 作品 | Comments(6)

聖観音立像Ⅹ

胸飾を施して顔を仕上げたら・・・
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遂に完成です!

全体像は前回と変わりませんので、左手のアップと蓮華付台座に立った様子などをお披露目。
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諸般の事情により、顔の最終仕上げはOさんによるものです。
私が最後までやると、”地蔵菩薩”のような顔に仕上がります。師匠と弟子の関係でしたから多少似ているとはいえ、やはり違った印象を与えることでしょう。

制作過程を紹介してきましたが、振り返ってみると、少し冗長に過ぎたかな、というのが素直な感想です。
あまり変化のないところは画像を端折って、その分コメントを充実させれば5~6回の投稿で済んだのではないかと反省しきりです。

次の機会にはもっとわかりやすく紹介したいと思いますので、よろしくお付き合い下さい。
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# by himaru73 | 2007-08-27 19:57 | 制作中! | Comments(12)

聖観音立像Ⅸ

髪形は決まったものの、茶畑がもこもこと連なっているようにしか見えませんので、
細かい切込みを入れて髪の毛らしくします。
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左右の二の腕に腕輪をつけ、腕の仕上げ擦りも終了。
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仕上げ擦りは終わっているものの、ダイヤソーというのは円盤状(直径4インチ)なので細部まで擦ることはできません。
エアーツールを使って隅々まできれいにします
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胸や背中、腕など素肌は滑らかになるよう、繰り返しきれいにします。
体のラインを最終チェック
変更箇所はなさそうですが、左肘の丸み等、気になるところを念入りに修正します。
次回、完成形です。
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# by himaru73 | 2007-08-26 10:21 | 制作中! | Comments(2)

聖観音立像Ⅷ

引き続き仕上げ擦り、そして”穴そうじ”です。
右脇、左手の肘下、足の両側に穴掘り機で掘った穴をきれいにする作業です。
穴をあけました、という風に見えてはいけません。あくまで自然に、ここは布が体から離れている部分なんですよ、という具合に見せなければいけません。
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体の線がきちんと出るようにそこかしこに穴を掘るのは観音像の特徴ですね。

右手は衣を掴んでいてもいいし、写真のように手首にひっかけて掌を見せていても、どちらでもOKです。

左手は蓮華のつぼみをもっているのですが、こちらも持ち方は自由。
わしづかみしているよりは、指をしならせるなどして優雅に持っているほうが見栄えが良いです。
優雅に見せようとすると手の角度をどうするかなどの悩みは増し、しかも指が飛び出した形になってしまうので作成中に捥げてしまうおそれが生じますが、多少のリスクは覚悟でなるべく優美に、とは常に思うことです。
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髪型も決定しました。いくつかパターンがあるようですが、どれを選択するかという決まりは特にありません。
オリジナルでも良いのですが、資料に載っているいくつかのパターンを試したなかで、自分で気に入ったのを毎回採用しています。
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# by himaru73 | 2007-08-25 08:51 | 制作中! | Comments(4)

聖観音立像Ⅶ

仕上げ擦りです。
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背面はほぼ完成、ダイヤソーで削れないところ、細かいところもきれいに仕上げます。
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前面も仕上げました。
ティアラ部分に阿弥陀仏座像を配置。あまりに小さいので細部は作りません。ごちゃごちゃした印象を与えるだけですから。
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# by himaru73 | 2007-08-24 11:45 | 制作中! | Comments(2)

太郎山

富山県に所用があり、ほぼ一日山歩き出来そうだったので、薬師岳」に登ろう!と思い立ったのですが、日帰りではちときつい山と判明し、断念しました。でもそちら方面に行きたかったので、中継地点の「太郎平」というところまで行きました。山小屋があるところです。
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中継点といっても登山口から8㎞、約4時間かかります。そこから薬師まで3~4時間かかるのでやはりこれは無理だと判断し、でも何となく中途半端感が大きいので太郎平から反対方向に見えている標高2372mの「太郎山」というところに登り、山頂だぁ!」「山へ行ったぞぉ!という充足感を味わってきました。(といっても太郎平からわずか15分・・・)
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ともあれ、天気は上々、雄大な山岳風景を堪能してきました。
次に機会があれば薬師岳山頂を目指そうということで同行の妻と合意し、とりあえず納得しました。

登山口にあった十三重の塔は何だろうと気になり、傍らにあった銘板を読んでみました。
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山岳警備隊というのは、薬師岳で亡くなった愛知大学山岳部の13人の青年たちのことをきっかけに組織されたということ、富山県は全国で唯一、登山届の提出を条例で義務付けているということを知りました。もちろん私も書きました。そして下山後、無事帰ったと伝言板に記録しておきました。

下山途中、大雨に降られてびしょ濡れ・・・
標高が高いところでは、雷鳴は上ではなく横から聞こえてくるということを初めて知りました。左から右に目の前を通っていったんです。とても怖かったです。
山をなめてはいけないな、と改めて思い知らされました。
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# by himaru73 | 2007-08-20 23:19 | 石いろいろ | Comments(7)

聖観音立像Ⅵ

右腕の張り出しはかなり是正されました。
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両手両足を仕上げ近くまで形作り、全体が仕上がる頃に更にきれいに仕上げます。
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膝から下はほぼ完成です。右足を外側へ少し振り、なおかつ曲げていますので踵を少し浮かせたように作ります。

曲げているのは問題ありませんが、外側へ振っているということは足先がその分外側を向いてしまうということであり、そのあたりの理屈を最初の頃は理解できませんでした。
足首から足が出ていないという事態になってしまうのです。

3~4体仕上げたあたりから作り方のコツを会得したのを覚えています。
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作業としては次第につまらなくなってくる頃です。形は殆ど出来てしまったし、それに伴ってアラが目立つようになるし、刃先は頻繁に研がなければいけないし・・・
「完成した~」という最後の歓喜を味わうために通らねばならない難所なのです。

仏に帰依した、仏師と呼ばれる人たちとはやはり感覚が違うのかな、と感じます。
表皮をめくるようにハツって削って、石の中に厳と存在するお姿を世に現すという心境には到底なれそうにありません。

真摯な想いで仏像を彫っている人たちは、退屈だとかつまらないだとか感じる間もなく、ただひたすらに心をこめているのでしょうから。
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# by himaru73 | 2007-08-18 08:39 | 制作中! | Comments(6)

聖観音立像Ⅴ

天衣など衣装のしわをほぼ全面にほどこして粗擦り (天衣とは、天の羽衣が纏っている布のことです)。
ますます雰囲気が漂ってきました
変更箇所がまだまだありますので、それほど丁寧に擦るわけではありません。
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体の線やスタイルの最終調整はここからやります。
衣のしわや手足の丸み、くねらせた体のライン等、一歩下がったところから眺めて決定していきます。
せっかく切り込んで粗擦りしたしわが、跡形もなくなるほど削られてしまう場合もあります。
逆に、これ以上削るとまずいという箇所も判明します。
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人間の目というのはなかなか信用ならないという側面がありますので、削り過ぎた場合はその前後も削り過ぎ気味にして均すとか、逆に反対側を膨らませることによって味のある曲線に見せてしまうなど、目の錯覚を利用することもあります。
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現在のところ、右腕が外へ張り出しすぎているように見えますので、さてどうするか、というところです。
腋に開けてしまった穴は取り返しがつきませんので、腕をもう少し細くすることで解決できると思います。
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# by himaru73 | 2007-08-14 07:59 | 制作中! | Comments(6)

聖観音立像Ⅳ

顔を少しいじって、頭頂部の冠というかティアラ(?)および、髪の毛を粗造り
顔はとても重要なので慎重になってしまうのですが、最後の方でじっくりと、というわけにも行きません。
全体を仕上げに持っていくのと同様のペースで進行していかないことには、首や耳などがなかなか仕上がらないからです。
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背面を粗取りして、その勢いのまま衣のしわまで粗作りしてしまいました。
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細かい寸法が全て決まっているわけではないので、感覚的な難しさは何体作っても感じてしまいます。
丸い部分など、ノギス等で細かく計ることは可能ですが、機械部品ではありませんのでそんなことはしません。
膨大な時間がかかるでしょうし、何よりも硬い印象の、味も素っ気も無い作品になってしまうでしょう。
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職人の手作りとしてのアナログ的な感覚が、硬い石にもかかわらず柔らかみや温かみを醸し出すのだろうと思います。
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# by himaru73 | 2007-08-12 07:05 | 制作中! | Comments(8)

日常の出来事あれこれ。  ときどき「石」。


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